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Takumi’s blog

文章にして輝く思い出

久々の旅

ラクマっていうフリマのアプリで、福井の人が出品しているmacbookAirを買った。

自分で出品者の最寄りまで受け取りに行くから3000円か4000円負けてくれって言ったら3000円負けてくれた。思惑通り。

そんで今日は仕事が午前だけだったから、午後2時に旅館が従業員のおばあちゃんを家まで送るバスに同乗させてもらって、駅まで送ってもらった。

しばらく駅で待ってから3時20分の電車に乗って、出品者の最寄り駅である芦原温泉駅で降りた。

ちなみに起きるのがあと20秒遅かったら俺はおそらく乗り過ごしていただろう。

待ち合わせしていた4時のきっかり5分前に出品者から到着したという連絡があった。

情報は白い車ということだけだったが、駐車場にあった白い車は一台だけだったからすぐにわかった。

BMWェ・・・。

そちらに向かうとパッとドアが開いて、「寒いでしょ、隣乗っていいよ」と言われた。

メガネをかけてピアスをした、インテリ風なお兄さん。

福井独特の訛りはなく、頭が良さそうな喋り方だった。

「おじさんだと思ってたからびっくりしたよw電車で来たの?」

「はい、電車です。私も相手はおじさんだと思ってましたw」

「車はまだ持ってないんだ?というか本当に若いね、何歳くらい?」

 

・・・とまあこんな感じでサクッと1分ほど前置きしてから、スムーズに本題に移行。

このお兄さん、なかなかデキる。

 

パスワードや使い方の説明をサクッと聞いて、少し質疑応答をした。

「連絡先教えるから、何か分からないこととかあったらいつでも相談して」

「ありがとうございます。助かります!」

 

「ところで、福井くるのは初めて?」

「はい、なのでちょっと温泉にでも入って帰ろうかなと思ってます」

「そうだね。せっかくだからね。良かったら温泉街の方まで送って行くよ」

「それは申し訳ないので・・・と言いたいところですけど、せっかくなのでお願いしてもよろしいですか?」

「全然大丈夫。ほんの2、3キロだし、すぐ着くよ」

 

と、ここから俺の身の上というか進路話をし、どうせだから俺は少し気になっていたことをそのお兄さんに訊いてみた。

「すごい良い車ですね...お仕事はどういったことをなさっているんですか?」

「仕事は大したことないよ。いや車も大したことないんだけどね笑」

「副業で株とかパチンコとか色々やってて、それで結構稼げてるかなー」

「なるほど、、、すごいですね。正直羨ましいです。22歳でそれって完璧に勝ち組じゃないですか」

「そんなことはないよ笑」

 

 

というような会話をしていたら目的地周辺に到着した。

「それじゃあ、またいつでも連絡してね」

「はい、わざわざありがとうございました!」

「うん、それじゃあ気をつけて!」

「ありがとうございます!」

 

ってな感じであわら湯の町駅で降りたは良いが、そこにあった路線図を見てすぐに気が変わった。

三国港に行こう!

電車が来るのは5分後。

俺はすぐさま切符を買い、電車に乗り込んだ。

空がとても綺麗だ。海岸で写真を撮ろう。

そう思いながら電車に乗っている時間はあっという間だった。

終点の三国港に着いて、海岸へ走る。

うおおおおお空がめちゃくちゃ綺麗!こんな美しい景色見るのは何年振りだ!よっしゃあ写真撮るぞ!

まずポケットからiPhoneを取り出す。次の瞬間、充電が切れる。

「はああああ!?」

俺は叫ぶ。しかし問題はない。俺は今日、しっかりとバッグにカメラを入れて来ている。

すぐさまカメラを取り出し電源を入れる。

 

 

メモリーカードが入っていません」

 

 

 

(^q^)アウアウアウアアウアウアあああ嗚呼   aaa〜〜

 

謎の奇声を発しながらコンビニを探して走る。

太陽はもうすでに雲に隠れ始めている。まずい!

近くにいたオシャレでハイカラなおばあちゃんにコンビニは無いかと訊いてみる。

「無いよ^^」

あああああああああ

おばちゃんも写真を撮りに来たらしく、ペンタックスのKー50で空を撮る。

「やっぱり望遠に限るわね〜」

いやいやいや広角に決まってんだろ!

 

「あと5分くらい待ってくれたらコンビニまで連れてってあげても良いわよ」

「いやいやそれは悪いですけど、すいません是非お願いします!」

5分後

「はい乗って」

「ありがとうございます。こんな見ず知らずの不審人物を・・・」

「本当に不審人物だわ」

「あはははw」

 

 

ってことで買って元の場所に戻ったらもう綺麗な空はどこにも無くなっていた。

悲しかったけど仕方がない。

がっくりしていたら「あなたが準備不足なのが悪いのよ、写真家失格だわ」と言われた。

ものっすごいサバサバしてるおばあちゃんで話してて楽しかった。

せっかく福井に来たならカニを食べて帰れと言われたけど値段がやばそうだったからやめといた。

ちなみに今買い取ったmacで電車で書いてるんだけど、何も食ってないから腹が減って仕方がない。ちなみに隣に座ってる女性がかなり美人。

 

まあ仕方ないから太陽が雲に完全に覆われた不穏な空を撮って、動画撮ったりして温泉に入って帰った。というか帰ってる最中。

 

本当に、本当に本当に素晴らしい景色だった。

多分なんかの雑誌とか投稿したら金賞とれるレベルで。

波打ち際、荒れた海、それに伴ってできる飛沫の霧、雲から弾け出る太陽の光線、そして最大の引き立て役に、煙を排出する火力発電所の高い塔。

 

本当に俺は写真家失格だ。

 

ってことでまた良い感じの天気の時に同じ場所にカメラを持っていく。

絶対行く。

 

終わり。