Takumi’s blog

文章にして輝く思い出

ビフォア・ディナー

女子の友人とお散歩した。そんなどうでもいい話をわざわざブログに書いてしまうほどには最近話題が無い。まあ言い換えると今の俺にとっては女子とお散歩することが最大級のビッグイベントだとも言える。だから正直LINEが来たときはかなり嬉しくて風呂に入りながら嵐のHappinessを熱唱した。髪にこの前マツキヨで買ったワックスをつけてみようとしたけどよくわかんなくて諦めた。お気に入りのシャツを着て出かけた。

駅前で待つこと数分。女友達(以後Sさん)に「つちやー」と声をかけられた。久々に女子と話したもんで声が出なくて、二秒くらい置いて「早いじゃん」と言った。

「コンビニ入ってたの?」「・・・うん」「ん?大丈夫?」Sさんの明るい問いかけに息が詰まる。「うん、いや、なんか・・・俺たぶんコミュ障になってるわ」一日中シャドーイングをしていたせいもあって、俺の声はカッスカスだった。「ちょっと~。落ち着いて、心を開きなさい」まるで菩薩である。包容力が半端ない。「久々じゃない?」「半年くらい会ってなかったね」かなりぎこちなく会話を交わす。「ずっと誰にも会わないで引きこもってたら心が荒んでしまったよ」持ち前の自虐的トークをきっかけに、ようやく俺のエンジンがかかり始めた。新河岸駅から歩いて砂中→岸町方面へ。その道中ではこの半年間にあった出来事とか、相手の職業についての話とかをした。可愛すぎてあまり顔を直視できなかった。仙波河岸公園のベンチに座って、ようやく本題に入る。色恋沙汰についてだ。直球に訊く。「彼氏できた?」「できない」「好きな人は?」「できた」Oh....「友人の紹介なんだけど、二歳年下の大阪の人でね。今度二泊三日で会いに行くんだー!」心の底から嬉しそうな顔で言う。「いいじゃん。完全にツーナイトラブじゃん」「いや、それはないと思うけど....」と言う顔を見て、ああ、これは完全にそれを期待してるなぁと思った。「どんな人なの?」「顔は知らないけど、勉強できて運動できて優しいのよ」「ふーんいいじゃん。まあ駄目だったら帰ってきた後俺が優しく抱きしめてやるから安心しろ」「キモッ、次会う時包丁持ってこなきゃ」冗談を交わしながら俺はこの言葉が頭に浮かんだ。『アウト・オブ・眼中』またもや見逃し三振だ。狙ってたとかいう訳じゃないけど、「女友達総彼女論」を唱える俺にとってはNTRれるのとなんら変わりなくショックを受ける。相変わらずカスカスの声で冗談を言いながらsさんを家まで送ってから帰った。自転車を漕いでる間はずっと、『school days』を見た後に似た憂鬱感を感じていた。というか今もなんだけど。って感じですね。はいおしまい