つちやのニートブログ

基本的には自分語りです

つるぶんの立て看板について真剣に考えてみる

後期のレポートラッシュを神タイピングでぶちのめして、せっかくだからこの指の勢いのまま久々に長めのブログを書いちゃうぜ!ってな訳。この記事は約5000字あるから、長文読むのが面倒な人は立て看板の写真のところから読んでね。それも興味無いよって人は、俺の書いた小説、『サトー・ユッジーと炎のゴブレット』がオススメ。

 俺が通っている都留文科大学の一号館の入り口の前には、一枚の立て看板が置いてある。知らない人も多いかもしれないけど、大学にある立て看板は「タテカン」と言って、基本的には「左派の人たちが思想を殴り書きした物」の事を示すらしい。実を言うと、俺もこの目でそれを見るまで知らなかった。Googleで「大学 立て看板」と入力して画像検索をしたら、京都大学のタテカンの写真がいっぱい出てきて、その写真には想像を遥かに超える数のタテカンが連なっていた。それで、「もしかしてタテカンは多寡はあれどどこの大学にもあるものなのでは?」と思って一橋大卒の兄に聞いてみたら、「知らね」と言われた。仕方なく自分で調べてみたところ、どうやら法政大学や早稲田大学京都大学などの大学は左翼大学とされていて、タテカンがあるのは主にそういう大学だけらしい。早稲田卒の友人と温泉で話していた時にその事について聞いたら「半々くらいじゃね?ガチの左翼みたいな奴は見た事無いわ」と言っていたので、仮に「左翼大学」であったとしても、少なくとも今は「左翼の学生が多い大学」という訳では無いようだ。1960年代の大学紛争の頃はきっと左翼の学生が多かったのだろう。まあ詳しくは知らんけど。そんで、我らが都留文科大学も「左翼大学」と言われているらしい。と言ってもやっぱり実態は早稲田と似たようなもので、大学生協や一部の学生、それと一人の非常勤講師を除けば政治思想という程の思想を持った人はあまり多くなさそうに見える。都留文科大学が「左翼大学」と呼ばれる理由には、都留文科大学の元同窓会会長が元日教組会長であり民主党の重鎮であった輿石東氏で、大学の教授や講師の人選にも彼の影響が及んでいるから。という説がある。(説というか俺の勝手な推測)あとは、設置されている学科の持つ特色なども関係していそうだ。前に都留文の三年生の人が「都留文科大学は教員養成と政権批判がウリだ!」みたいなツイートをしているのを見て、それは流石に思い込みが激しすぎるのでは・・・?と思った。確かに「自由」を特徴とする大学という場は、伝統を重んじる右翼より左翼の方が相性が良いというのもあって、左翼の割合はそこそこ多い。ただ、どちらかで言えば右寄り、いわゆる中道右派あたりが一番多そうな気はする。そもそも文学ってポリコレと相性悪いし。

 

比文とかだと授業によっては授業内容自体が政治批判みたいなもんだったりするらしいから、それで染まっていく人はいるんだろうな。この前都留文の学生のとあるコミュニティのとある親睦会があって参加したんだけど、比文の学生が「アメリカ嫌い!白人嫌い!中国大好き!中国になら支配されても良い!」と言い出してびっくりした。その時は、やっぱり左翼大学と言われるだけあるなぁって実感しましたね。信じ難いかもしれないけど、この大学にはそういう絵に描いたような左翼が確かにいるんですよ。もしかしたらみんなもその内会うかもね。

 

さて、こっからがようやく本題。

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こちら、都留文科大学のタテカンでございます。

前置きが長くなってしまったけど、ここからようやくタイトル回収。社会的にどうこうってよりは、自分の立場から見てどう思うかっていう「感想」になると思う。(看板の主を論破したい)という私情をなるべく隠しつつ書いていきます。

 

じゃあまず最初の一文から。

「命より金の社会を変えよう!」

これは「Gotoキャンペーン」を例にするのが良さそうかな。このキャンペーンは宿泊業やそれに関わる様々な業者、飲食店等を救い、同時に経済を活発化させよう!という施策で、「いや、経済を回せてもそれで感染が広がるのはどうなの?」という野党やマスコミからのツッコミが入り一部を除いて終了した。これはまさに「命か金か」という命題に丁度いい例なんじゃないだろうか。俺はこのキャンペーンはやってよかったんじゃないかなぁと思う。というのも、俺の友達が福井で旅館をやっていてたまに遊びに行くんだけど、クリスマスの時に泊まりに行った時に彼は「Gotoトラベルのお陰でなんとかやっていけてるよ」と言っていたのを聞いたからなんだけどね。めっちゃ個人的な感想。あと、俺はその旅館の立ち上げに携わってたから、どれほど多くの業者が一つの旅館に関わっているかを知っているし、それもあって、Gotoにどれだけ多くの人が助けられていたかが理解しやすかったっていうのもあると思う。

客観的事実から考察するのも大事だよね。ってことでGotoを始めた前後の感染者数の推移のグラフなんかを見てみると、これは専門家も言ってる事だけど、「Gotoキャンペーンで感染が増えた」って言えるような増え方はしていなくて、関連性はまったく見えてこないんだよな。「Gotoトラベルのせいで感染して亡くなった人」と、「Gotoトラベルのお陰で自殺せずに済んだ人」、どちらが多いかで言えば、おそらく後者なんじゃないだろうか。

ところで、命より金の社会ってもしかして中〇の事ですかね?つい先日も話題になってたけど、平気で民族浄化とかする国に賛同し、同調すべきだと言いながら「命より金の社会を変えよう」は正直ちょっと意味が分からない。

 

さて、じゃあ次。

「東海第二原発再稼働阻止!」

3.11をきっかけに稼働を停止している原子力発電所は耐震基準をクリアしたところから再稼働させていこうぜって流れになってて、ここも確か再稼働に向けて工事をしている最中だったと思うんだけど、今から決定が揺らぐ事ってあるんだろうか。無いと思います。はい終わり・・・って訳にもいかないので考察していきます。これが一番楽しそうだし。

首都直下型地震南海トラフ、富士山の噴火・・・色々脅威はあるけど、どっちかがどっちかの地震を誘発して下手したら富士山の噴火も誘発されちゃうかも!?っていう最悪のパターンがあるらしい。で、南海トラフなら浜岡原発伊方原発がやばくて、実はこの二か所も再稼働に向けて準備中なんですよね。タテカンではここには言及していないから、看板の主は恐らく関東出身者なんだろうな。

じゃあ、首都直下型地震が来たら首都圏唯一の東海第二原発がやばいのか?と言うと実はそうでもなくて、もし来たとしても緊急停止すれば何ら問題は無いとされている。東日本大震災の時も福島第一原発津波電源喪失してしまったってだけで、宮城にある女川原発は無傷だった。それくらい原子力発電所は丈夫に作られている。という訳で、「東海第二原発再稼働反対!」と言うなら「浜岡原発伊方原発の再稼働反対!」と言った方が良いと思うし、それなら俺も賛成する。ただ、東海第二原発再稼働反対には反対。という訳で当然原発完全廃止論にも反対で、ついでだからちょっと前に話題になっていたとある問題を引き合いに出しつつ私見を述べようと思う。ちょうど一か月前くらいに、西日本の一部の地域で、通常の電力供給が困難になって電気代が十倍以上になる、という事態が起きたんですよね。原因は主に寒さで電力利用が増えた事と、天候不良で太陽光発電が出来ず、火力発電所の燃料となるLMGの在庫が不足しそうになった事なんだけど、まあ現実から目を逸らさずに一言で言ってしまえば「原発を止めてるから」なんだよねぇ・・・。東日本大震災を機に原発に対する反発は強まったわけなんだけど、原発による電力の安定供給がいかに大切かって事も理解しないといけないと思う。反原発派は「電力自由化で再生エネルギーを選択し脱原発しよう」と言っていたけど、今回の件でそのデメリットの大きさが判明してしまったよね。というか、そもそも消費者問題にするのが間違いだと思うけど。原発に対する安全対策や環境配慮の研究累積は他の発電方式を大きく凌駕しているし、安全が保障された所から慎重に戻していけばいいのではないだろうか。

と、言いたいところだけど、正直それもどうかと思うんだよねぇ。なんで安全対策や研究が積まれているかって、そりゃリスクが他の発電方法と比べたらバカでかいからな訳で。それに、「原発はさっさと再稼働すべきだ!」って人達はこの記事のように「リスクが大きすぎて思考停止しちゃってる」パターンのような気がしてならないんですよ。

 

business.nikkei.com

 

 それかもしくは、リスクを軽視しすぎている。彼らも東日本大震災の時に爆発した福島第一原発を見て見ぬふりをしている訳では無く、リスクを承知した上で経済だったり供給の効率を考えて言っているんだろうけど、都合よく考えすぎじゃないかな~という気がする。ちなみに僕は火力発電を推します。正確には石炭ガス化複合発電プラント(IGCC)と言うらしいが、これは旧式石炭火力発電と違って発電効率も高く環境への負担も小さいらしい。ちなみに原発のエネルギー変換効率は原発が3割でIGCCは5割。作る場所も原発ほど制限されていないから送電ロスも少なくて済むし、原発のようなリスクも無い。詳しくはこれを読んでくれ。

power.mhi.com

なんか良さげに見えません?

石炭は可採年数もそこそこ長いし、無理して原発に頼り切っちゃうよりは火力発電をもっと増強していった方が良い気がします。ソーラーは自然破壊してるから論外。

 

次、「沖縄・辺野古基地建設やめろ!」ですね。

これはよくわからん。沖縄大好きだから自然が壊されるのは嫌だなぁ。くらいの浅い感想しか持てん。なんで普天間じゃだめなんだろうね。ヘリの音で授業が中断されるだとか保育園でお昼寝中に起こされるとか、そういう問題は学校や保育園や幼稚園を遠くに作って税金でスクールバス走らせれば解決しそう。

 

 

それじゃあ次、「排外主義に屈せず、香港・韓国の学生・民衆と団結しよう!」

これ、日本って排外主義でしたっけ?ってところなんだよな。安倍首相は移民受け入れに積極的だったし、聞いた感じだと留学生への支援とかも充実してると思うんだけどね。あともう一つ不思議なのが、この「香港・台湾」ってところ。左翼だったら「中国」にするよね。もしかしてこれ、「ユーラシア大陸の支配を目論む中国に負けないように、アメリカの同盟国である韓国・友好国である香港と団結しよう!」って事なのかな?だとしたらこのタテカン書いた奴は「親韓」だけど「親中」ではなくて、むしろ「嫌中」の可能性さえあって、左翼でも右翼でもない中道のように思えてくる。

 

最後。「改憲・戦争を止めるため考え、行動しよう!」

右派の人たちは「改憲イコール戦争ではない」って言うけど、改憲が戦争への第一歩になる可能性って限りなく低いが0では無いんだよね。でも憲法9条が日本の防衛の足枷になっているのも事実で、中国による領空侵犯や領海侵犯が毎日行われ、北朝鮮がミサイルを飛ばしてきている現実を考えると改憲は必要なのかなぁとも思う。ただ、空母、巡航ミサイル、ブーストグライド兵器、電子戦機などなど、今の状態でも日本の軍備は中々のもんなんですよね(笑)。改憲が中露の刺激になってしまう可能性は大いにあるし、改憲せず自衛隊のまま軍備増強していくって方が良いのかもしれないなぁとも思う。結局どっちつかずの意見で申し訳ない。この意見に完全に同意はできないけど、「戦争をしたくない」という気持ちを原動力に頑張っている若者は偉いと思う。頑張ってほしい。

 

さて、結論。

このタテカンを書いた奴はもしかしたら革新派でもなく保守派でもなく、ただ自分の意見を書いているだけの一人の学生なのかもしれないなとちょっと思った。原発とか選択制夫婦別姓とか女系天皇とかそこら辺はネトウヨの中でも意見が分かれるし、「アメリカと中国どちらと仲良くしたいか」ってところを左右の分岐点にしたら右になる可能性もあるんじゃないかなぁと。「日本大好き!中国怖い!」と思っている俺も一応分類的には「ネトウヨ」になるんだろうけど、中国や韓国については政府が嫌いなだけで国民や文化は大好きだし、別にアメリカが好きってわけでもない。見方によって「保守」と「リベラル」は変わってしまうから、結局のところは自分がどちらでありたいかという意思の問題になるんだろうね。

 

日本の経済成長率は下がり続け、少子高齢化や年金制度の破綻で政治家がどう頑張っても衰退することは分かっている。それならいっそ、政治の事なんか気にせず自分の人生に目を向けて、「自分や家族を幸せにするにはどうすればいいか」ってことだけを考えながら生きた方がましなんじゃないかと俺は思ってるから、ぶっちゃけ政治とか超どうでもいい。じゃあこの記事は何なの?って話になるんだけど、これは「オタクが何かの知識を得るのに積極的になる時は大抵誰かを論破したいだけ」っていうやつです。

「自己防衛。投資。海外移住。日本脱出だよね。国なんかあてにしちゃだめ。あてにするから文句が出てくるわけでしょ?」

自己防衛おじさんのこの台詞、マジで真理だよな。

俺もナマポで自己防衛して生きていきたい。