Takumi’s blog

文章にして輝く思い出

創作

耳が痛いほどの静寂の中、俺は歩いている。

というのは嘘だ。耳が痛いほど、等と格好つけて言ったが、実際のところ、これは寒さによる物理的な痛みだ。

それに、そもそもまったくの静寂という訳ではなく、自分の足音が常に聞こえているし、虫の鳴き声や草のサラサラという音も絶え間なく耳に入ってくる。

耳が痛くなるほどの静寂、というのはどんな感じなのだろう。正直なところ経験した事が無いから分からない。

コンビニエンスストアまでは徒歩10分。

俺の住んでいる家は市街地から少し離れている為、家の周りは田んぼで囲まれていて何もない。

ブックオフかネットカフェでもできてくれれば最高なのだが、それが一生叶わないだろうという事は誰の目にも分かる。

しかし、俺はそんな地元が嫌いでは無い。むしろ好き。いや、愛していると言っても良い。

栄えている市街地までは自転車で20分で行けるし、駅までも徒歩で10分以内だ。

それでいて、まるで東北のような自然の溢れるこの地域が俺は気に入っていた。

そしてこの地域を愛する者がもう一人いる。

「おいす」

「こんばんは!」

「それじゃあ今日も行きますか」

「行きましょう先輩!」

 

南古谷愛好会、活動開始!」

家のこと

実家を出たら親と仲良くなるというケースはよくあるらしい。かくいう俺もその一例になりつつある。

 

実家に住んでいた頃は、両親との喧嘩が絶えなかった。

両親は俺の事をどうしようもないゴミクズ、一家の恥晒しだという様な認識をしていたのだろう。

高校には床に頭を擦りつけてなんとか行かせてもらったが、よく「卒業したら家にいることは絶対に許さないぞ」と遠回しのニュアンスで言われた。一言で言えば、「損切」というやつだ。

だから俺は卒業後即家を出て、住み込みの寮がある石川県の旅館に就職した。

家を出る三日前、母は俺に「やっぱりまだ家を出て働くのはちょっと早いんじゃないの?もし行きたかったら専門学校くらいなら行かせてあげるよ」と、涙ながらに提案をしてきた。

その時の俺の心境なんざ今更詳しく覚えてはいないが、俺はもうこれまでの人生を捨てて新しい人生をスタートするくらいの心意気でいたし、まったくもって親の言葉に魅力を感じたりすることは無かったように思う。

 

家を出てからは二か月に一度くらいのペースで、実家からお菓子等の入ったダンボールが送られてきた。

それは、はっきり言って迷惑でしかなかった。

例えるなら、邪魔になった犬を公園に捨てに行ったは良いが、罪悪感と「嫌われるのは嫌だ」という思いでエサを与えに行くような、そういう類の自己中心的なわがままに付き合わされているような茶番。俺にはそう思えた。

部長に「実家から荷物が届いてるよ」と嬉しそうな笑顔で言われる度、ひどく憂鬱な気分になった。

 

家を出て一年後、急に両親と弟が旅館に泊まりに来た。

どうしたら良いか分からなくて、一応旅館のお客様だからひとまず表面は取り繕い仲の良い家族を装う事にした。

けれど、仕事としてキッチリとおもてなしをするのは絶対に嫌だったから、その日は休みを取り、サービス出勤という扱いにしてもらった。こうすることで「家族が来たせいで折角の休みが一日つぶれた」という体裁を保つこともできる。

できればそのまま休んでしまいたかったのだが、「俺は今家族に対してどういう感情を抱いているのか」という事で少し自分の中にもやもやしたものがあり、今回はそれを解消する良い機会かもしれないと思って、正面から向き合うことに決めた。

 

「表面を取り繕って仲のいい家族を演じる」というミッションはクリアしたが、結局俺は親の顔をこれ以上見ているとストレスで死んでしまうかもしれない。と身の危険を感じ、朝食を出し終えたらすぐ寮に帰った。

そうしたら親は寮に来て謝罪文を置いて行った。本当に気持ちが悪いなと思った。

そもそも、俺は損切を悪い事だと思ってはいないし、家を追い出されたことを不幸だとも思っちゃいない。

だから、謝罪されても心の底から嫌な気分になるだけで、親が望むように「今までの事は水に流してまた仲良し家族に戻ろう」などという気は微塵も起きなかった。

俺は親に「必要以上に仲良くしようとしないでほしい」とだけメールをした。

それが俺の答えだった。

そのメールを送った時、俺は今後一切の支援を親に求めないことを自分に誓った。

ベンツと事故を起こして借金を抱えようが、結婚して子供ができようが、一切親には頼らないぞ。と、決意をした。

そして俺はその時に気づいた。

自分が「家族と他人になりたい」のだという事に。

 

それから何度か日常報告のLINEが来たり、母親の愚痴用ツイッターにFF外からちょっかいを出されたりということはあったが、その全てが俺に何らかの感想を抱かせることは無かった。

 

もう親の顔なんて死ぬまで見ないのかもしれないし、それでも構わない。というような気持ちでいたのだけれど、埼玉に居て行く当てのない俺は何の気も無しに実家に帰ってしまった。

何も親を恨んでる訳じゃないし、実家に帰る訳には行かないなんて意地を張っているつもりもなかった。のだが、やはり少し自分の中での葛藤はあった。

ちょっとシャワーと布団を借りておいとまさせて頂く予定が、あまりにも歓迎されるもので、結局一緒に食卓を囲み、温泉にまで行ってしまった。

弟に聞いたのだが、母はしょっちゅう「今度たくみが帰ってきたら私の美味しい手料理を食べさせてやるんだ」と言っていたらしい。

父は翌日の朝「帰ってきてるなら電話くらいしろよ!仕事切り上げて早く帰ったのに!」と母に怒ったらしい。

 

人は失くして初めてその大切さに気づくと言うが、親にとっての俺がそうだったのだろう。

逆に俺は失くしても「自分にとっての必要のなさ」を実感しただけだった。

しかし、今回あまりにも喜ばれたせいで少しだけ気が緩んでしまったのもまた事実で、また自分の中で親に対する認識を今一度考えてみようかなと思った。

 

かつての俺は「いつもいつも愚痴を言うのをやめてほしい」「もっとポジティブに生きて欲しい」「こっちにまでストレスを感染させないでほしい」そんな思いで母によく意見をして、怒りを買って喧嘩に発展していた。

しかし今となってはもう滅多に関わる事も無いので、何か気になることがあってもさらっと受け流すだけで済む。だから喧嘩も起きないだろう。

それは俺の中での「しょうもない悩み」の損切だが、それを「仲良くなった」と言ってしまえば平和だ。

 

まあとにかく、好きとか嫌いとかもうそんな感情を抱くことはできないけれど、「家族と思いたくない」なんて考えはやめようかな、と思った。

その2

時間が空きすぎてもう忘れそうだ。

俺の人生の主人公たる俺の物語は俺自身が文章にしなければやがて風化して無になってしまう。

俺の人生の中で起きたイベントは事細かに描写しなければならない。

それが、主人公である俺の義務だから。

 

さて、では続きを書いていこう。

 

 

俺は川越駅の交番前で高校三年生の時に同じクラスだった田中さん(仮名)と合流し、クレアモールへと向かった。

はじめ見た時、あまりにも雰囲気が違っていて大人っぽくなっていて、誰だかわからないほどだった。

初めて見る私服はとても似合っていておしゃれで、ばっちりお化粧をキメた顔は「キレイ」の一言に尽きた。

俺はその感想をぎゅっと凝縮させ、「田中さんすごい変わったね」と一言だけ、意図的に漏らした。

田中さんはそれに対し、「えー?全然変わってないよー?」と、感情を隠すように、否定した。

そしてカツカツとヒールの音を鳴らし、俺の前を歩き出した。

 

 

道中では今日行った文化祭での事や近況について話した。

前に会った時から一年半も空いてしまっていたので、正直若干の緊張はあったけれど、俺は培った社交性でそれを隠した。

向こうは緊張なんて一切していなかったように思えた。

 

居酒屋に着く。

少し奥まった席に向き合って座り、飲み物とちょっとした食べ物を注文する。

何かを話さなければならない。何を話せばいいのだろう。

話したい事はあるはずなのだが、口から出る言葉はそれとは関係のない事ばかり。

時間は進み、酔いは回る。

胸中を探られるような言葉。褒める言葉。甘い言葉。

田中さんは何が言いたいのだろう。

田中さんは何かを俺に求めているのだろうか。

そういう風にも聞こえるし、ただ励まされているだけのようにも思えた。

もう何がなんだか訳が分からなかった。

 

 考えてみれば、田中さんはまだ友達では無かった。

強いていうなればフェイバリットクラスメイトだ。

相手が俺をどう思っているかは俺には分からないし、俺がどう思っているかも相手には分からない。

それが、フェイバリットクラスメイト。

きっとそれは友情にはならない。そして愛情にもならない。

そう、それでいい。

フェイバリットクラスメイト・・・というのはきっとそういうものなのだ。

 

なんて言っているから俺にはいつまで経っても恋人ができないし、大人にもなれないんだ!って思うか?

でも、相手側の気持ちになって考えてみてほしい。

 

気の知れた友人だと思っていた異性が実は自分に下心を持って接していたなんて知ったらどう思う?

おそらく男性ならその気持ちを嬉しく感じるだろう。

けれど女性は違う。女性はそれに少なからず嫌悪を覚える。らしい。

だから俺は何もしない。

もしかしたら相手は違う事を望んでいるのかもしれないけれど、それは可能性の話だ。

俺はギャルゲーの主人公じゃない。これは紛れもないリアル。

俺が俺の物語の主人公だからって何をやってもいいという事は無いんだよ。

 

俺は主人公だ。こんな小さな事でいちいち悩んだりなんかしない。

そもそも俺に彼女など必要無いのだ!フゥーハハハハ!!!!!!

 

フゥーハハハハハハハ!!!!!!!!!!

 

 

という結論に至ったのはつい最近の事で、チェリーボーイ土屋はその翌日、「これフラグか?」「ワンチャン彼女か?」と、一人悶々としていた。

 

ゆいちゃんを誘ったら夕方に川越に来てくれるということで、それまで暇だったので俺は城本を遊びに誘って原宿へと繰り出した。

原宿はおしゃれな人と外人さんが沢山いて、俺と城本は場違い感がはんぱじゃなかった。

城本は「おしゃれなカフェに入ったら「あ、陰キャはお断りしてます」って言われそう」とか訳の分からないことを言っていた。

駅を出る時「東京メトロポリタン」という文字を見つけた俺は「東京メトロポリタンって何?」と城本に聞いてみたら、「スパゲッティだぞ」と言われて、多分、というか絶対に違うだろうけど、「ふーん」とうなずいた。

原宿の大通りの歩道は広く、そしてそこには沢山の人がたむろしている。

「こいつら何してんの」と俺。

「東京を感じてるんじゃね?」と城本。

「なるほどなぁ」と俺。

俺と、本日言葉のチョイスが冴えている城本はてくてくと歩道を歩いた。

歩いて歩いて適当な道に入ってまた歩いて行くと、ギャラクシースタジオという建物があり楽しそうだったので入ることにした。

結局、そこで2時間ほど時間をつぶすことができた。

割と楽しかった。

帰りは渋谷駅から帰ったが、人の多さが尋常じゃなくて「うわぁ都会やべえ!」と思った。

 

川越に着き城本と別れ、俺は一人まるひろへ。

まるひろの屋上で椅子に座り本を読みながらゆいちゃんとの待ち合わせまでの時間をつぶす。

なんという素晴らしい時間だろうか。

 

しばらく本を読んでいると雨が降ってきた。

俺は100均で傘を二本買って駅へと向かった。

ゆいちゃんと合流。

一言で表すなら、「美少女の権化」と言ったところだろうか。

それも、銀座とかを歩いてそうな感じの品のある美しさで、それでいて「美少女」なのだ。

もはや神と言わざるを得ない。

高1で仲良くなってから苦節5年。

何度も何度も誘い続けてようやく叶ったゆいちゃんとのディナー。

5年の間でゆいちゃんは彼氏ができ別れ、また彼氏ができ別れ、また彼氏ができた。

焼肉を食べている時の会話はゆいちゃんの彼氏ののろけ話がほとんどだったが、俺は楽しかった。

何故なら俺はゆいちゃん教の創始者だからだ。(ゆいちゃん教を立ち上げたが、会員No.002のさとうゆうじに強制脱退させられた。今はさとうゆうじが会長である)

ゆいちゃん教信者はゆいちゃんを崇拝するのが役目だ。

これはきれいごとでも何でもない。

ゆいちゃん様と言葉を交わすなんて事、本来あってはならないことだ。

それを今回特別に許可されたというのはこの上無い幸運であり、これは神の気まぐれに他ならず、ゆいちゃん様のお言葉を享受することのありがたみを噛み締める以外に俺にできることなど何一つ無いのだ。

しかしバカな事に俺はゆいちゃん様に割り勘をさせるという失態を犯してしまった。

次にお会いする際には超高級フレンチでも奢らなければ俺は間違いなく地獄に落ちるだろう。

 

という事でゆいちゃん様とお話をし、田中さんとの事も色々と話した。

「えー、めっちゃ面白いんだけど。明日も誘えよ。そんでゆいに報告して」

「仰せのままに」

 

高級焼肉食ってでかいパフェ食って散歩して川越市駅で見送った。

 

田中さんに送ったLINEの返事は「OK!明日7時ごろ川越着くよ!」だった。

 

もうそろそろ書くの疲れた。

現実味の無いリアル

三日間埼玉に帰っていたのはもう2週間以上も前の話で、それから今までの間、その三日間の出来事を何度も何度も頭の中で反芻して、感傷に浸っていた。

 

親と縁を切った俺には故郷と言っても居場所は無くて、実家には顔も出さず、二日間ネットカフェに泊り込んだ。

三日目はネットカフェを使わずに、生まれ育った故郷を懐かしもうと、朝まで川越を歩いた。余所者の俺に吹く夜風は、思っていたよりも冷たかった。

俺にはもう、この世界のどこにも安心感を得られる場所は無いんだと知った。

 

三日間の幸福という小説があるが、まさにこの三日間は俺にとって幸福としか言いようが無いものだった。

卒業したら二度と会えなくなってしまうであろう部活の後輩と、それからお世話になった福田先生。それからもう2年近くも会っていない同級生達に会いたくて、文化祭には絶対に行きたいと思っていて、土日だったけれどなんとか連休を貰うことができたので、当日の朝、始発の新幹線に乗って川越へと向かった。

俺の高校で得た数少ない友人のT君と合流する予定だったが、俺の方が早く着いてしまった為、一人で文化祭へ乗り込んだ。

クオリティの低い装飾、だらしのない恰好、立ち居振る舞いの生徒達。

それで良い。自分が楽しむことだけを考えろ。今日という日を目いっぱい楽しんでくれ。

我々一般客にとってはただの祝日だが、君たちにとっては今日が一生の宝物なのだから。

母校の後輩にかつての自分たちの姿を重ね、俺達がもう二度と戻ることのできない世界にいる若者に羨望の眼差しを向け、その輝きに思わず目を細めた。

 

無事T君と合流。

後輩の姿を探し廊下を歩き続ける。

しかし一向に姿が見当たらない。

まあその内に会えるだろうとぶらぶらしていると、不意に廊下の角からウエディングドレスを着た後輩が飛び出してきた。

純白のドレス。

まばゆいほどの白。透き通る肌。

二年前とは見違えてしまうほど綺麗になった後輩になんと声をかけたらいいかわからず、思わずたじろいだ。

「・・・・あっ、先輩!」

いくつかの休符を経て、俺に気づく。

「や、久しぶり」

「来てたんですか?わー!本当に久しぶりですね!」

「去年はちょっと忙しくてね...それより、ウエディングドレス素敵だね。結婚するの?」

「これファッションで作ったんです。さっきまで体育館でファッションショーしてたんですよ」

俺の冗談を華麗にスルーする後輩。

「へぇ。よくできてるじゃん。自分で作ったんだ?」

「そうなんですよぉ。直前までかかっちゃって、裏側とか結構ほつれちゃってるところもあるんですけどね」

そう言いながら微笑む顔は、二年前と変わらないなぁと思った。

「ところで先輩、石川で彼女はできました?」

「彼女できねえよ・・・」

「へ~、そうなんですね」

彼女は嬉しそうに、小バカにしたように笑う。

「あざみ!ファッションショーお疲れ!」

後輩の友達らしき、可愛らしい女子生徒がやってきた。

「お疲れー。あ、こちらは写真部の先輩。かっこいいでしょ?」

「う、うんカッコイイネ」

と、後輩の友人。

「こらこらやめなさい、完全に棒読みになっちゃってるから」

「そんなことより、集まった方がいいんじゃない?」

「あ、そうだ。先輩、それじゃあまた後で」

 

こうして後輩を見送った。

 

その後同級生や担任の福ちゃん、それから美術のエロいおじいちゃんと会って話すことができた。

とても有意義な時間を過ごすことができて、本当に来てよかったなと思った。

 

その後は佐藤の家に行って、佐藤の車に乗り、クレアモールのいきなりステーキに行った。(途中で城本を拾った)

 

俺は前日に夜遅くまで仕事があったせいもあり、おなかがいっぱいになった途端眠気が押し寄せてきて、佐藤の車で眠りに落ちてしまった。

目が覚めて、さてこれからパフェでも食いに行こうかと話していたが、高校3年生の時同じクラスで仲が良かった女友達が来てくれるという事だったので解散して、俺は一人、川越駅へと向かった。

 

その途中、階段を上ろうとしたら、前から降りて来たおばさんが派手に転んで頭と腕を思いっきり地面に打った。

俺も一緒にいたおばさん達もパニックになってしまった。

一人のおばさんがすぐ近くの交番に駆け込んだのを見て、俺は目の前のスーパーに走り、レジで氷を二つ貰い、急いで持って行った。

着いた時には警官が二人いて、警官は救急車を要請している様子だった。

俺は、「良かったらこれ、使ってください」と言って氷の入った袋をおばさんに手渡した。

おばさんはダラダラと血を流しながら、笑顔で「ありがとう」と俺に言った。

俺の持ってきた氷の袋なんて何の役にも立たないかもしれないけれど、俺の親切心が、少しでもおばさんの気持ちを楽にすることができたなら良かったかなと思った。

それ以上に何かできる事があったかもしれないけど、俺にしてはよくやった方だと褒めてあげたい。

 

とまあそういう事があって、スマホを見たらラインの通知が来ていた。

「交番の前にいるよ!」

すぐ近くだった。

 

「ごめん、お待たせ」

「ううん、今来たとこだよ」

「そんじゃ行くか」

「うん・・・って、どこ行くの?」

「まあ歩きながら考えよ」

 

飽きてきた。

また後で続き書きます

さとうゆうじの冒険

さとうゆうじは家を出る。そしてこう言った。「あちぃ」

さとうゆうじはまず自宅から徒歩1分の場所にあるセブンイレブンに入った。

店員のおじさんは言う。「おしゃしゃしゃませぇ~」

さとうゆうじは言う。「お、おん」

さとうゆうじはエロ本を持ってレジに並ぼうと思ったがやっぱり恥ずかしいので万引きした。

家に帰っておちんちんをシュッシュしていたら、とても良い事を思いついた。

「女子高生とえっちしたいナリ。高校に行くナリ」

さとうゆうじは寸止めして母校である川越総合動物園へと向かった。

しかし頭が悪いので、ズボンとおぱんてぃを家に忘れてきてしまった。

さとうゆうじは虚空を見つめながらつぶやく。「ヤベェ」

仕方がないので、さとうゆうじは道に落ちていたビニール袋をパンツの代わりにした。

そのビニール袋は透明なのであまり意味が無いが、さとうゆうじはそれで幸せだった。

さとうゆうじは言った。「お、ええやんこれ」

歩くこと24分。ようやく川越総合動物園に到着した。

さとうゆうじは何も言わなかった。

しかし、心は「疲れたナリ」と叫びたがっていた。

さとうゆうじは頭が悪いが、知っていることが3つあった。

一つは、川越総合動物園には女子高生がたくさんいること。

二つ目は、おちんちんをこすると気持ちがよくなること。

三つめは、城本が日本一の殺し屋だということ。

学校に入ると、まずは女子トイレに入った。

間もなくすると、誰かが入ってきた。ドアの下から覗くと、超絶美少女がそこにはいた。

さとうゆうじはうきうきしすぎてつい声に出してしまった。「ウキウキウキー!」

女の子はびっくりして「きゃっ!」と悲鳴を上げ、おしっことうんちを漏らしてしまった。

さとうゆうじはやばいくらい勃起した。

「あらあらあら」

女の子は恐怖で腰が抜けている。そのまま後ずさるが、壁際に追い込まれてしまった。

女の子は目に涙を浮かべる。

「やだぁ・・・誰か助けて・・・・」

さとうゆうじは、「どうしたんだい?腰が抜けてしまったのかい?」

とさわやかに言う。

しかし、その眼は血走り、瞳孔は開いている。

さとうゆうじは続ける。

「もしよかったら、僕とエッチしませんか?」

女の子は首を横に振る。

「そうですかぁ。じゃあとりあえずしゃぶれや。もちろん下のお口でな!!」

そう言いながらさとうゆうじは己のイチモツを握りしめ、少女のアソコへ近づけてゆく。

「ふひひひひひ、ふはははははは、ふぅーひひひひいひひ!」

「やめてください!いや!やめるのです!」

さとうゆうじのイチモツは抜かりなく、少女の墨染の草むらを掻き分ける。

「あれぇ、あれぇ、やめてくだされ、お代官さまぁ!」

「ふひひひひ!ふひ!ふひ!ほれほれほれほれ!」

さとうゆうじのたくましい両手が、少女の衣服をはがし、白く透き通った肌が露わになる。

「おやおやおや。これは、鏡餅ではありませぬかぁ!おひょひょひょひょー!」

さとうゆうじは鏡餅を舐める。

「あっ、あっ、だめぇ!」

「ふひひひ!おまたのワレメから汁が溢れてまいりますぞぉ!これでは溺れてしまいそうだ!ふひひひひひ!」

ぷちょぷちょと音を立てて、少女のひめやかな部分を、なめて、そそる。

「あっ、んっ、やめてぇ!」

小刻みに震えるアソコを、さとうゆうじの最も男らしい部分で、くすぐり、焦らす。

「あっやべっ」

さとうゆうじは挿入する前に射精してしまった。

 

GAMEOVER

 

 

 

何も考えずに思いつきで文章を書き続ける遊び

吉田は足が速い。

その速さは音を置き去りにはできないが、おばあちゃんがよく乗ってるあの4輪の電動車みたいな奴になら多分ギリ勝てる。

しかし、そんな超人吉田には致命的な弱点があった。

吉田は2年前、『線路に飛び出して電車にぶつかったらどうなるかゲーム』をしていたところ、運が悪く電車にぶつかってしまい、頭蓋骨に穴が空き脳みその半分が流れ出てしまったのだ。

この事故により、吉田には後遺症が残り、頭がおかしくなってしまったのである。

吉田はその時のことをこう語る。

「おんひっひ」

 

おわり

九月の詩

九月になった。

冷たい朝風が俺の五體を目覚まし、季節が秋に変わったことを実感する。

しかし何故だろう。それでも俺は、まだ八月にいるような気がしている。

いくらクーラーの効いた部屋の涼しさや忙しさで誤魔化そうが、そんな事にはお構いなく、夏は窓の外を横切って行った。

このまま八月に取り残されていたら、九月にも逃げられてしまいそうだ。そんなよくわからない、漠然とした不安がある。

何やら、20歳の1日にはとてつもない価値があるらしい。俺は毎日を大切にしないといけないらしい。

俺には怖いものなんて何も無い上に、無限の可能性があるらしい。

人生の先輩たちがそうやって教えてくれる。ほぼ毎日。

年上の人の言葉は大体正しい。というのが俺の持論だ。

ならば、怖いものなんて何も無いと思って、毎日を大切に、色んな可能性を信じて、道を切り開いていこうじゃないか。

そう思っていても、やっぱり何も変わらないまま過ぎる九月。

 

 

そろそろ彼女、欲しいなぁ。